金曜日のゆずみつ

だって、嘘ついたって仕方ないじゃない?

やっとこうやって満たされたと思いきや

あっという間に時間は過ぎていって

あなたは家族の元へ。きっと真っ直ぐ浴室に向かって 今日1日の私との時間を洗い流すのでしょう。

私は急ぎ足であの子のお迎えへ。

駅からあの坂道を下っていくと、私も女性から母親の顔へ。


次会えるのはいつかなって、カレンダーが目に入る度に指でなぞってる。2週間弱。長いようで短い。


細く長く、ね

って言ったら 細くて良いの?

だなんて。

太く長くだなんて、欲張ったらバチが当たるよ。


『会う度に可愛くなってるよ』って

相変わらず、私が欲しい言葉とか仕草とかポンポン投げてくれる。本当に細やかで一緒にいてもイライラしない。

終わりが無ければ責任もない、この楽な関係が そんなあなたとで良かった。

別に人の趣味に対して、とやかく言うつもりは一つもないけど

でも、体調があまり好ましくないのに 奥様と娘さんとコンサートには行けちゃうんだなーって。

オールスタンディングの。ライブハウスに。


なーんか心配して損したかも。

私だけ?いつも私だけがこうやってバカ見るの?

『結構ぎゅうぎゅうでした』じゃねーよ。

今週末、もし体調が悪化してて会えなくても それ自業自得ってヤツですからね\(^o^)/大丈夫?だなんて優しい言葉を掛けてあげなんてしないんだから。


あー辛い。セカンドなのは痛すぎる程分かってるけど これぞ痛すぎる立ち位置。

楽しかったみたいで 大変宜しゅうございました。

明日に変更した年休は

彼の体調不良が災いして、またも延期に。

寂しくないって言ったら嘘になるけど

ここでワガママ言ったら それでこそ私はダメになる。

踏ん張り時じゃー!

来週には会えるんだから!!

ほら、今日はさ。

金曜日だから 本当はあなたに会いたくて仕方ないんだけど。

でもそれは叶わないから、それなら夢の中で逢えるようにって。


声が聞けたから元気になった

とか

体調治して絶対に火曜日に会いたい

とか

嬉しい言葉をポンポン投げかけてくれる。

面と向かって そういう私が欲しい言葉を言う時には うひゃひゃって笑ってごまかしながら。


夢の見過ぎだと主人は言ったけど

日常は辛い現実を生きているのだから、好きな人と居る時くらいは夢をみさせて欲しかった。

そんな夢をくれるのが、あなただった。ただ、それだけの話。

欲しいものをくれる。

だから、もっともっとあげたくなる。

こんなシンプルな考え方なのに、どうして主人には分かって貰えないのかなとか

考えて、ぶつかった所で 得るものが一つもないから いつからか私は主人との意思疎通を諦めた。

日本語が通じるハズな人に、こちらの意図は一つも伝わらない虚無感。


そんな辛い日常を一掃してくれたのがあなた。

私の一筋の光。